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カーボン触媒洗浄塔

カーボン触媒洗浄塔
高濃度の臭気や各種ガス処理に多孔質な触媒が威力を発揮、触媒は、天然木質材をベースにしており超低価格で二次公害がありません。100ppm〜1000ppmを超える硫化水素も苛性ソーダだけで瞬時に処理。

特長

触媒(固形カーボン)は天然素材で安価。
固形カーボンそのものは消費しません。しかし、薬品使用による強度劣化また夾雑物の混入も あります。これらを考慮して、1年に1回の交換を奨励します。
排液は、安全なチオ硫酸となります。(金魚のカルキ抜き剤と同じ)
カーボン触媒脱臭法の利点は、硫化水素が触媒により可逆反応の起りやすいNa2S(硫化ソーダ)ではなく安定したNa2S2O3 (チオ硫酸ナトリュウム)に成り、硫化水素の再飛散を防ぐ点です。

実施例データ

測定回数 時間 測定時pH 洗浄塔入口 洗浄塔出口
1回目 10:50 11.16 12ppm ND
2回目 10:55 11.00 83ppm 1.2
3回目 11:15 12.00 110ppm ND
4回目 11:25 12.02 140ppm ND
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カーボン触媒洗浄塔 納入事例1

カーボン触媒洗浄塔の納入事例をご紹介いたします。

カーボン触媒洗浄塔 納入事例1

カーボン触媒洗浄塔での硫化水素ガスの脱臭について

カーボン触媒脱臭の硫化水素との反応式

硫化水素との反応式

まず、①式でCO2(炭酸ガス)と2NaOH(苛性ソーダ)が反応しNa2CO3(炭酸ソーダ)を生じます。
②式の反応では,生成されたNa2CO3(炭酸ソーダ)が悪臭ガスの2H2S(硫化水素)と反応して、安定した物質のNa2S2O3(チオ硫酸ソーダ)になります。この反応で硫化水素が除去されます。 反応には,触媒(カーボン)が必要となります。触媒(カーボン)が存在しないとき、反応はNa2S2O3(チオ硫酸ソーダ)まで進行しません。触媒(カーボン)の作用によって、この反応は速やかに進行します。
また一度吸収された炭酸ガスは再び液中から出ます。従って、炭酸ガスに吸収される、苛性ソーダがないことがわかります。

従来のアルカリ脱臭の反応式

これに対して従来の方法は、次の反応式で硫化水素を脱臭します。

アルカリ脱臭の反応式

従来方式では①式のように、硫化水素と苛性ソーダは反応して硫化ソーダになります。この硫化ソーダは不安定な物質で、pHなどが下がると再び硫化水素となって処理ガス中に飛散します。いわゆる可逆反応を起こします。また、併発反応によって炭酸ガスを吸収しますので、苛性ソーダの使用量は大きな量となります。
これに比べて、カーボン触媒脱臭方式では硫化水素と苛性ソーダは1:1のモル反応になり、薬品代を大幅に低減することができます。 固形カーボンは触媒として作用するので反応による消耗はありません。

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